1年間の流れ
計画系の3研究室は、毎年、夏季(8月)、冬季(12月)、最終(2月)の3回、合同で発表・審査会を実施しており、それに合わせて研究を進めていきます。B4の配属直後は、計画設計実習、統計解析ゼミなど、統計手法について学ぶ機会が豊富にあり、スムーズに研究を始められます。また、研究が進んでくると、学会発表や論文投稿にもチャレンジします。研究以外にも野球大会、合同合宿などイベントも多彩で、年間を通じて充実した研究室生活を送ることができます。
ゼミについて
コアタイムは春学期が火〜木、秋学期が火〜金のそれぞれ2〜4限(10:40〜16:15)です。また、春学期はB4の計画設計実習、統計解析ゼミが火曜日に、M2の英語論文ゼミが木曜日にあり、春学期の水曜日と秋学期は、卒論・修論の進捗発表ゼミとなります。ただし、発表者以外は基本的にオンラインでも参加可能で、他の予定とも合わせやすく、フレキシブルに研究を進められるようになっています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | _ _ | ||||
2 | _ _ | M2 ゼミ | |||
3 | _ _ | 計画設計実習 | 英語論文ゼミ | ||
4 | _ _ | 統計解析ゼミ | |||
5 | _ _ |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
1 | _ _ | ||||
2 | _ _ | 進捗 ゼミ | |||
3 | _ _ | 進捗 ゼミ | 進捗 ゼミ | ||
4 | _ _ | ||||
5 | _ _ |
コアタイム
計画設計実習(B4)
実際のデータを分析しながら、データの扱い方や分析ソフトの使い方を学ぶゼミです。前半は、パーソントリップ(PT)調査の回答をもとに、四段階推定法を用い、経路や利用交通手段など、トリップの予測を行います。また、後半は、GISソフトを使いながら、災害時などの人の移動を予測します。グループでの作業となり、先輩にも質問しやすいため、楽しく知識や分析手法を身につけることができます。
2023年:バスのアクセビリティ
2022年:会津地方の降雪・大阪府北部地震が移動に与えた影響
2021年:令和元年台風15号における市原市内の人の移動の解析
統計解析ゼミ(B4)
統計解析手法について、M1がB4にレクチャーします。記述統計から回帰分析、結果の検定手法、主成分分析など、統計解析に使う分析手法を、エクセルの機能やプログラミングと合わせて学びます。今まで統計に詳しくなかった人でも、一から勉強できるので安心です。学んだ知識は計画設計実習、そして研究に活かしましょう。
英語論文ゼミ(M1)
研究は関連する先行研究を読むところからスタートします。そのなかには、英語で書かれた有用な研究もたくさんありますが、日本語と比べて読むのに抵抗があるかもしれません。本ゼミでは、敢えて英語の論文を読み、その内容をまとめて発表することで、自分の研究に対する知識を深め、英語も上達させることができます。
研究進捗ゼミ
B4は秋学期から、M2は1年を通じて、ゼミで研究の進捗を発表します。最初に、研究テーマが近い人同士でグループに分かれ、事前ゼミを行います。ここでは、研究で行き詰まっていることを先輩やグループメンバーに気軽に相談することができます。その後、全体でのゼミも行い、グループでは解決しなかった課題について、先生や他の研究室メンバーからのアドバイスをもらうことができます。頻度は概ね2週間に1回、このゼミを積み重ねることで、年に3回ある中間発表、そして本論の完成に向けて研究を進めていきます。
年間イベント
最近の研究室の様子はこちらで公開しています!
行動モデル夏の学校
人が様々な要因をもとに、どのように意思決定し、どのように行動するのかを記述したものが行動モデルです。夏の学校では、毎年国内外10校以上が参加し、各校が自前のモデルを構築して競います。早稲田大学チームもGoogleストリートビューの画像を取り入れたモデル、コロナワクチンの接種が行動に与える影響など、ユニークなモデルに挑戦しています。
▶ 詳細はこちら
合同ゼミ合宿
他大学の研究室と合同で、お互いの研究内容を発表する研究ゼミを行います。質問をし合いながら理解を深めます。また、夏ならではのバーベキューや観光もできるかもしれません。研究室メンバーと親睦を深めるチャンスです。2022年は越後湯沢、2020年には函館に行きました。
発表会・審査会
夏季中間、冬季中間、最終の年3回、計画計合同の発表会・審査会が開かれ、B4、M2がそれぞれの研究の進捗を発表します。夏季中間は追分合宿の一環として、M2の最終審査は建築学科都市計画系研究室と合同で行われます。
社工野球大会
春と秋の年2回、社工の全研究室対抗で野球大会が開催されます。全員が楽しめるように工夫されているので、未経験者でも大丈夫です。最下位の研究室は次回幹事担当なので、皆熱が入ります。